東京理科大学 器官再生工学 プロジェクト研究棟

Tokyo University of Science Research Project for Organ Regeneration Bldg.

本施設は、既存の緑に囲まれた列柱バルコニーのファサードと緩やかなスロープのアプローチぬけて、研究者や学生、来訪者をやわらかく迎えている。アプローチからは二層吹抜けのラボを中心とした実験環境を望むことができ、上下の視線の抜けや、内外部からも可視化できるステージとして認識され、すべての研究がスピーディーに結晶化されることを意図している。

カフェにいるような心地よさを目指し、内装はすべて自然素材の天然木を採用している。デスクレイアウトも自由曲線を用い、緩やかな関係を保てるようなオフィス構成とした。RC躯体と木造の架構を採用したハイブリッドの建築で、マリオンの方立ては規格の溝型鋼を利用したコンクリート充填鋼管構造としている。カーテンウォールは3mグリッドで構成され、バルコニーのPC列柱も3mグリッドを採用している。シンプルかつ幾何学の美しさを目指した。

Location

Chiba, Japan

Year

2012

Category

University

Structure

RC

Structural Engineering

Arup

Architecture

Tetsuo Kobori Architects