新・帝国劇場の設計を担当させていただくことになりました。

3代目となる帝国劇場の設計を弊社が担当させていただくことになり、1月16日に現・帝国劇場にて記者発表会を行いました。

帝国劇場を運営する東宝株式会社の常務執行役員 演劇本部長の池田篤郎氏とともに、新・帝国劇場の概要を発表し、多くのメディアの皆さまにご参加いただきました。

劇場エントランス(正面より)© Tetsuo Kobori Architects ※検討段階のものであり今後行政協議等により変更となる可能性があります
  • 帝国劇場建て替え計画の概要

2代目となる現在の帝国劇場は、東宝株式会社発祥の地、日比谷から程近く、対面には美しい皇居、三方はビジネスセンターの丸の内に囲まれたロケーションに位置し、世界に誇る設備と格調を有しています。

3代にわたる帝国劇場の歴史は、1911 年の開場以来綿々と続く、芸術性と大衆性の融合、進取の精神と舞台への熱き想いを今後も真摯に受け継ぎながら、新たな世紀に向け踏み出そうとしています。

新たな帝国劇場は、初代と現在の帝劇独自の特徴を更に発展させることを軸に客席・舞台は現状と同規模とし、ロビー空間やバックヤードを充実させ、劇場の演出技術を豊かにすることで、世界に発信する日本のフラッグシップの劇場として誕生します。

  • 設計関係者

PM/CM:日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社

劇場コンサルタント:株式会社シアターワークショップ

設計:小堀哲夫建築設計事務所

遠景イメージ(敷地西側より)© Tetsuo Kobori Architects ※検討段階のものであり今後行政協議等により変更となる可能性があります
  • 新・帝国劇場 建築デザインコンセプト 「THE VEIL」

新・帝国劇場の建築のコンセプトは、「THE VEIL」です。

帝国劇場は皇居に面し、水のきらめき・美しい光・豊かな緑といった唯一無二の環境に恵まれています。それらの自然を纏い、自然に包み込まれるようなイメージが、新しい劇場にふさわしいと考えました。自然の移ろいを感じながら、ヴェールの向こう側の世界を想像することで、人々の期待感は最高潮に達します。そして、ホワイエの華やかな風景が街から垣間見えることで、街の舞台となるような劇場となります。

正面性をもったエントランス・ホワイエ・客席・舞台への連続性は、新たな帝国劇場の格式をつくります。ヴェールのように幾重にも重なる空間をくぐり、体験が変化していくことで、客席に至るまでのアプローチ全体も含めて、この場所でしかできない豊かな観劇体験をつくり出します。帝国劇場のもつ華やかさを発展させながら、世界に向けて発信できる日本の劇場として、すべての人に高揚を与える、そして心地よい空間となることを目指します。それは「未来を見つめた日本らしさ」でもあります。これらのコンセプトのもと、関係者とともに現在設計を進めているところです。(小堀哲夫)

東宝株式会社によるプレスリリース

弊社が設計を担当させていただき、2015年に竣工した昭和学園高校の草野理事長が、2025年2月15日付の大分合同新聞のコラムにて、小堀を紹介してくださいました。

昭和学園高校の竣工から10年の年月が経ちましたが、変わらずご支援いただいており感謝の気持ちでいっぱいです。

昭和学園高等学校プロジェクトページ:http://tk-a.jp/projects/showa-gakuen

執筆に参加させていただきました書籍『建築断面 矩計図集』が、グラフィック社より発刊されました。

弊社からは、「ROKI Global Innovation Center –ROGIC」の矩計図や解説などをご提供させていただいております。

建築家16組による矩計図論が掲載されており、読み応えのある一冊です。

ぜひご高覧ください。

https://www.graphicsha.co.jp/detail.html?p=58604

2025年2月26日(水)・27日(木)、愛知県知立市で開催される「世界劇場会議国際フォーラム2025 inちりゅう」に小堀が登壇させていただきます。
小堀は26日15:15よりお話しをさせていただきます。
ご都合が合いましたら、ぜひご参加ください。

テーマ 「劇場100年時代は来るのかPart2 ~地域劇場が生き残るために~」

■開催:2025年2月26日(水)~27日(木)

■会場:知立市文化会館 パティオ池鯉鮒(愛知県知立市上重原町間瀬口116番地)

■詳細:http://itc-nagoya.com/itc/international/forum/details.php?bid=40

■当日参加のお申し込み:
NPO法人世界劇場会議名古屋(ITCN)
TEL&FAX:052-253-7556
E-mail:moc.a1742760283yogan1742760283-cti@1742760283ncti1742760283

■参加費
フォーラム参加費(2日間)
   一般 3,500円
   ITCN会員 3,000円
   学生 2,000円
フォーラム1日参加券 2,000円
   交流会(2月26日)  2,500円
   弁当代(2月27日昼食分) 800円

2025年2月12日(水)に、東京・大田区産業プラザPiOで開催される「こども環境サミット2025」にて、小堀が登壇いたします。

お時間がございましたら、ぜひご参加くださいませ。

こども環境サミット2025

共遊空間EXPO2025

開催日時:2025年2月12日(水)〜14日(金)

開催場所:東京都 大田区産業プラザPiO(東京都大田区南蒲田1-20-20)

料金:イベントは登録制/入場無料、トークショーは有料

主催:株式会社ジャクエツ

イベント詳細

小堀トークショー詳細/チケットお申し込み

各種フィルトレーション製品の開発・製造・販売を行うROKIさんが展開する、新コンセプトマスク「MATOI TONE UP MASK」のCMが6種公開されています。
YOUさん出演バージョンでは、私たちが設計を担当させていただきましたROKI本社をYOUさんが訪問し、工場を見学している様子も映っております。
ぜひご覧ください。

ROKI, a company that develops, manufactures, and sells various filtration products, has released six commercials for its new concept mask “MATOI TONE UP MASK.
In the version featuring YOU, you can see YOU visiting the ROKI head office and touring the factory, where we were in charge of design.
Please take a look.

【MATOI】「YOUがROKIを見学する」
https://youtu.be/m1PPo3Nmm7I?si=d9GzXwiXO6t5-8B3

【MATOI】「YOUがROKIを知る」
https://youtu.be/n4hGH9pbQuQ?si=-zhcJ90CzThjaCKh

JIA Bulletin 2024年夏号(vol.300)に小堀が寄稿させていただきました海外レポート「地球の裏側の裏側」が、JIAのウェブサイトでもお読みいただけます。

ぜひご覧ください。

JIA Bulletin 2024年夏号 海外レポート「地球の裏側の裏側」

2024年7月20日に発行されました『アーキテクツマガジン』Vol. 41(7月号)の表紙と「建築家の肖像」コーナーにて、小堀および弊社を紹介いただております。

「建築家の肖像」コーナーでは、小堀の幼少期から学生時代、現在までのエピソードや、これまでに取り組んできたプロジェクトでの経験、現在の取り組みなどをお話しさせていただきました。

ぜひお手に取ってご覧ください。

Architect’s Magazine

大阪・関西万博のテーマ事業のひとつ「いのちを高める」をプロデュースする中島さち子氏をモデレーターとし、さまざまな立場の方々と多角的に「いのちが高まる未来社会」について、議論を展開するイベントがリアルとオンラインのハイブリッドで開催されます。
小堀も登壇いたしますので、もしご都合が合いましたらぜひご参加ください。

EXPO PLL Talks 「いのちを高める」シリーズVol.10 「いのちを考える会」発足 ―身体性:いのちとは何か。万博とは何か。―

日時:7/28(日)14:30~16:30

参加費:無料

参加方法:
【会場参加】
会場:国立民族学博物館第4セミナー室
住所:大阪府吹田市千里万博公園10-1
【オンライン参加】
時間になりましたら下記URLにアクセスしてください。
https://us06web.zoom.us/j/89108393928?pwd=Nn8xUftmpCRq6CTRa7Ko8P3avqRMnv.1
※ 配信内容は、後日アーカイブ動画として掲載いたします。

問い合わせ先:(公社)2025年日本国際博覧会協会 EXPO共創事務局
E-mail:pj.ro.5202opxe@ofni-5202et

主催:いのちを考える会、株式会社steAm、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会

EXPO PLL Talks 「いのちを高める」シリーズVol.10 「いのちを考える会」発足 ―身体性:いのちとは何か。万博とは何か。―

弊社設計担当の大阪・関西万博のパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」。
現在の現場の様子を小堀が案内させていただいております。
ぜひご覧ください。

日経クロステック:小堀哲夫氏設計の白い傘が屋根の万博「クラゲ館」、四方八方に伸びる木パーツ触手