千駄ヶ谷の住宅

House in Sendagaya

住み継ぐ4世帯住宅

建物は千駄ヶ谷の国立能楽堂の裏に位置する、四世帯住宅である。住居者構成は、建築主ご夫婦の他、父・妹家族・娘となっている。今まで4世代それぞれの拠点でバラバラに生活をしていたが、お父様も高齢ということで4 世帯が集まって住むことのできる住宅を希望された。

そこで我々は、何世代でも永く住み継がれることのできる住宅を計画。将来内装を変更した場合でも計画しやすいようにシンプルな躯体形状とした。敷地北側には道路を挟んで能楽堂裏の公園があり、各部屋が公園の緑を享受できるようにレイアウトを計画した。

国立能楽堂の屋根は、乾式のアルミルーバーとなっており、水はアルミルーバーの下にあるコンクリート屋根に流れる構法を取っている。この構法により永きにわたり国立能楽堂の屋根は美しい状態を保っている。この構法を継承し、煉瓦の乾式工法と外断熱を組み合わせた。

Location

Tokyo

Year

2022

Category

House

Area

approx.362㎡

Structure

RC

Structural / Mechanical Engineering

comodo

Construction

TH-1 Corporation

Photograph

Satoshi Shigeta

Architecture

Tetsuo Kobori Architects